みなさん、こんにちは
いかがお過ごしでしょうか?
前回は
ということで、胃内視鏡と人工知能(AI)の
組み合わせにより、がんを自動的に検出する
システムの開発が、近年進んでいることを
ご紹介しました。
これにより、画像から所見を読む読影力の
乏しさからくる見逃しは、軽減されること
が期待されています。
以前より書いていますが、
胃がんは、日本人が最も発症する確率の高い
がんです。それゆえ、バリウムや胃カメラ
といった検査が日本で生まれ、現在も進化
し続けている歴史がある訳ですが・・・
その胃がんから体を守るには
早期発見
胃がんのリスクを減らす
ことです。
胃がんの最大の原因はピロリ菌とされて
いますが、それに匹敵するリスクとして
タバコの喫煙があります。
そして、喫煙は
1日の本数が多いほど、
喫煙年数が長いほど、
胃がんになるリスクは高まります。
タバコを1日20本吸う人は、吸わない人に
比べて胃がん発症リスクは約2倍も高く、
更に食道がんでは発症リスクが5倍以上も
高くなるという報告もあります。
なんとも驚きではありませんか
しかし、禁煙をして15年も経つと
胃がんの発症リスクは約1.3倍に、
食道がんの発症リスクは約2倍まで
低下します。
食道がんは、なかなか早期で見つかることが
少なく、死亡率も高いですが
何故みつからないのか
というと
通常、胃がん検診では食道は含まれて
いませんので
しかし内視鏡で検査する場合は
食道を通過しますので、異常がないか
調べてもらえます。
バリウム検査では、食道を診るかどうかは
検査する人の裁量に任せられています。
基本的には診ていません。
検査する前に、「食道も診て下さい」と
お願いするのが良いです。
では、今日もよい1日を、体に感謝を