シドニー大学のエマニュエル・スタマタキス教授らのチームが
英スポーツ医学誌「British Journal of Sports Medicine」(電子版)の2016年11月28日号に発表した内容は
6つのスポーツ分野と死亡リスクとの関係
6つのスポーツ分野とは次の通り。
テニス、バドミントン等のラケットスポーツ
ランニング、ジョギング等の走るスポーツ
サイクリング(自転車)
スイミング(水泳)
エアロビクス
サッカー、ラグビー等のフットボール
調査は、平均52歳の男女8万人を対象に、
普段から行っているスポーツと死亡リスクとの
関連を分析しました。
参加者には過去4週間以内に
どのスポーツでどれだけの身体活動をしたか、
息を弾ませ汗をかくほど十分な運動をしたか
どうかなど尋ね、平均で9年間追跡調査し、
期間中に8790人が病気や事故などで死亡、
1909人が心筋梗塞や脳卒中などの心臓血管疾患で死亡した。
その結果、運動をしない人に比べ、全死亡リスクが低かったのは次の順番だった。
①テニス等のラケットスポーツ(全死亡リスクが47%減)
②スイミング(28%減)
③エアロビクス(27%減)
④サイクリング(15%減)
また、運動をしない人に比べ、心臓血管疾患の死亡リスクが低かったのは次の順番だった。
①テニスなどのラケットスポーツ(56%減)
②スイミング(41%減)
③エアロビクス(36%減)
これを見ると、テニスなどが最も健康的で、
次いでスイミング、エアロビクスが良いことが
わかります。
テニスは無酸素運動と有酸素運動を
交互に行っています。これにより全身の
機能がバランスよく鍛えられるのだそうです。
また、常にボールの動きなどの状況判断を
するため、瞬時に対応を考え脳が鍛え
られるそうです。
個人的にはテニス、水泳、エアロビなど
全身を使う動きが良いと思います。
例えば腕を振る動作も血流や血管に刺激が
加わり血管若返りに効果があると考えます