みなさん、こんにちは
早くも夏バテ気味です。
前回はタバコを吸わない人に増えてきて
いる肺がん、その代表的ながんである
肺腺がんについて触れましたが、
では何が原因で発症するのか、というと
一つ目に、近年の様々な研究から
女性ホルモン(エストロゲン)の過剰分泌が
考えられています。
エストロゲンが過剰分泌する女性とは
閉経が遅いなど月経期間の長い女性や
エストロゲン補充療法を受けた女性です。
その場合、エストロゲン濃度が高くなる
機会が増え、量も多くなり、それだけ
肺腺がんのリスクも高くなる訳です。
ただ、予防の研究も進んでいまして
国立がん研究センターの調査によると
タバコを吸わない男性の場合では
イソフラボン摂取が1日に48mgのグループは
1日に9mgのグループと比較して、肺がん発症
リスクが半分以下の約43%でした。
また、タバコを吸わない女性の場合では
約67%と男性ほど顕著ではないものの
予防効果がみられました。
ちなみに、
イソフラボン48mgとは豆腐なら160g
納豆なら1パックと3分の1です。
一方で、喫煙者の場合には、
イソフラボン摂取の効果はみられず、
これらのことから、肺がん予防のためには
先ず禁煙をすること、そしてイソフラボンを
含む食品を多く摂ることが大切といえます。
大豆の摂取を意識したいものです。