みなさん、こんにちは
いかがお過ごしでしょうか
今日はCT検査について少しだけ
CT検査というと、寝台に仰向けになり
体を輪切りにした像を撮影していくのですが
昔は断面を一枚撮ったら自動で寝台が1cm程
移動して次の断面を撮るといった繰り返しで
行われていました。
それにより診たい臓器の上から下までの
断面像が得られる仕組みです。
しかし、
例えば肺のように呼吸の影響で
常に動いているような臓器では、
一枚の断面を撮る毎に「息を止める」
作業が必要となり、僅かなタイミングの
違いで重複した断面像が出来たり、
飛ばされてしまうことも起こり易い
問題がありました。
最近では
1回の息止めで、調べたい臓器の
上から下まで連続した輪切りの像が、
以前の様な重複や飛ばされることなく
得れるのです。
こういった装置をヘリカルCTと
呼んでいます。
そして更にヘリカルCTも進化し
がん検診といった健康な人を検査する目的で
低線量化が進み、従来の1/10程度のⅩ線量に
て検査が行われるようになっています。
これは主に肺がんの検査で用いられていて
低線量CTと呼ばれています。