みなさん、こんにちは
週末は疲労で辛いです。。
前回は胸部Ⅹ線検査の精度について
書きましが、肺に“がん”があっても
2cm以下のものは殆ど見つかっておらず、
装置の性能や読影者(診断する人)の
力量にも左右されている感じなのです。
また、胸部Ⅹ線検査では肺がんだけでなく
肺炎や結核、気胸をはじめとして肺の様子
を診ているというのは皆さんもご存知と
思いますが
実際に見えているのは肺の70%以下だった
ことを知っている人はあまり居ないのでは
ないでしょうか
私も学生時代の授業で知り驚きました。
胸部Ⅹ線検査は、短時間に多くの人を検査
できて、また息を吸って止めるだけの簡単な
検査であり、被曝も殆どありません。
ですので集団検診に向いているのでしょうが
ただ精度は低いという欠点はあるのです。
それが肺がんによる死亡数が、がんの中で
一番多い理由の一つでもあります。
では、限界はあるものの安価が利点の
肺がん検診を効果的に活用するには
肺がんは、3cmのものでしたら高い確率で
治癒しています。そのために最低年1回の
検査でチェックする事、そして熟練した2名
の呼吸器や放射線診断の専門医が読影
する施設で受診する事、更に最近は少なく
なりましたが胸部の写真が昔のフィルムで
はなく、デジタル撮影の施設を選ぶ事です。
未だにクリニックや医院といった規模の
施設ではフィルムによるアナログ撮影を
しているところもあります。
そのあたりを受ける前に調べておくのが
おすすめです。