世界の先進国の中で、
がんによる死亡数が増加している
のは日本だけであることは
以前よりかいていますが
例えば、
1年間にがんで死亡する人の数を、
人口10万人あたりで換算すると
米国の1.6倍になります。
日本でがん死亡数が増加している背景は
高齢化が大きな要因の一つであることは
間違いではありません。
しかし、高齢化が進んでいるのは
他の先進国も同じで、少々疑問も生じます。
2015年のデータですが、先進国における
総人口に占める65歳以上の割合(高齢化率)
をみてみると
日本が26.6%でトップであるものの
次いでイタリア22.4%、ドイツ21.2%、
フランス19.1%、英国17.8%、米国14.8%
になります。
日本を除く先進国では
がんによる死亡数が減ってきている
事を考えると、高齢化だけでなく、
まだ他にも要因があるのではと
感じられます。
次回はその辺りの事を書いてみます。