現在、平均寿命は毎年伸びていますが
骨粗鬆症の対策をしないでいると
たとえ寿命が延びたとしても、
骨折のリスクを抱え、
自立した生活を送れない恐れがあります。
以前より書いていますが
最も注意したいのは
大腿骨頸部や腰椎の骨折です。
これ等の対策として
ウォーキングをはじめ、筋力トレーニング
などが効果をだしています。
ただし、歩き方にも色々あります。
プールの中を歩いたり、旅館の女将さんの
ような小股で静かに歩く歩き方では
十分な効果は得られない事実もあります。
ではどんな歩き方が効果があるのか
気になるところです。
歩幅はやや広く、軽いダンベルを持ったり、
或いは時折、早歩きを入れたりと
大腿骨頸部(太ももの付け根)に適度な
刺激が加わるようなウォーキングを
20~30分は取り入れたいものです。
実際に毎日30分の歩く習慣で
骨折のリスクが減ったという報告も
あります。
しかし、高齢になってくると
膝などの関節を悪くしたりで
負荷のかからないプール歩行が精一杯と
いうこともあるでしょう。
骨粗鬆症の対策として効果はいま一つ
ですが、筋肉を使ったり転倒防止など
骨折のリスクを下げる意味では効果が
あると考えます。
また歩くことに拘らず
要は大腿骨頸部など、目的とする部位を
動かすこと、適度に刺激を与えることを
意識してみると良いです。