骨密度測定では、若い人と比べて
どのくらい骨の量が減っているか
を調べます。
それにはX線を使った骨密度測定が
代表的で最も精度が良く、
若い人の平均値を100%とした時に、
自分の骨の量が何%かで示されます。
若い人とは、測定部位で異なり
腰椎の場合は 20~44歳の平均
大腿骨頸部は 20~29歳の平均
が若い人の平均値となります。
骨密度の評価は原則として
腰椎骨密度、または大腿骨頸部の骨密度と
されています。
骨密度が若い人の
80%以上で、正常
70~80%未満になると要注意
70%未満まで減ると、骨粗鬆症と
診断されます。
但し、例外もあり
圧迫骨折(いつのまにか骨折)の様な
外傷性でない骨折、大腿骨頸部骨折を
経験している場合であったり
糖尿病
関節リウマチ
慢性腎臓病(CKD)
甲状腺機能亢進症
ステロイドの長期服用
など、に当てはまる場合は
もっと厳しい骨密度評価で
骨粗鬆症と診断されます。
腕や踵でしか骨密度を測ったことが
ない方は、腰や大腿骨頸部の骨密度測定
をお勧めします。