食後の運動は
血液中のブドウ糖の消費を増やし、
急激な血糖値の上昇を抑えるとともに
体脂肪の蓄積を防いで、肥満を予防する
効果も高くなります。
通常、血糖値は
食事の内容にもよりますが、
おおよそ食後1時間頃にピークを迎え、
その後徐々に低下し、食事をする度に
この上下を繰り返します。
そこで、血糖値スパイクのような
食後高血糖を抑える上では
最も血糖値が高くなる少し前の
食後1時間弱の頃から
運動を始めるのが最適といえます。
運動による血糖値の降下作用は
運動後も続き12時間以上持続します。
つまり、食後の運動はその時点の
血糖値のみに作用するのではなく、
次の食後の血糖上昇にも影響を与えます。
また、
糖尿病の治療を受けている方は
血糖値が低い時に運動をすると、
低血糖を起こすことがあります。
起床後や食前の空腹時の運動は
十分注意してください。
次回は、どのような運動が効果を
発揮するのか書かせて頂きます。