生活習慣病の分野で仕事をしていると
カロリー制限で血糖が下がらない。
糖質制限は危険だ
といった事をよく耳にします。
ダイエットを目的とした
糖質制限やカロリー制限は別にして
慢性的に血糖値が高い、或いは食後に
血糖値スパイクが起こる、といった
方々に対して、血糖値の上昇を抑える
意味で、糖質制限が効果を発揮します。
では、
なぜ糖質制限が推奨されていないのか
あくまで私の個人的な感想として
評価に値するだけの長期間に渡る
研究データが十分でない。
一言に糖尿病といっても軽度~重度まで
さまざまで、肥満度も異なり、各患者の
状態に応じた糖質の適量、及び食事指導が
確立されていない。
個人で行うには栄養のバランスや他にも
問題がありそう。
などなど思いつきます。
しかし海外を見渡すと
糖尿病の食事療法として
糖質制限を容認、或いは推奨する流れ
になってきているようにも思います。
血糖値の上昇を抑えるには、
糖質のコントロールは必要です。
今後は国内でも
糖尿病の食事療法において
もっとカロリー制限と糖質制限の
良いところを取り入れたものに
なっていくかも知れません。