米国の研究チームが以前発表した報告で
医療従事者(女性157,463人、男性39,765人)
を対象に追跡調査した結果によると
白米と玄米の摂取と2型糖尿病との関連では
玄米をよく食べる人では
糖尿病の危険性が低下していることが
分かりました。
日常の食事で食べている白米の3分の1を
精製されていない玄米に換えることで
糖尿病の発症するリスクは
16%低下するという結果でした。
小麦や大麦の全粒粉を摂るようにすると、
糖尿病の発症するリスクは36%も低下
ちなみに、
小麦粉は外皮を削り取って中身だけを
粉にしたもの
全粒粉は外皮を含めて小麦を丸ごと
粉にしたものです。
玄米にしてもそうですが、食物繊維や
ビタミン、ミネラルなどは、外側の皮の
部分に多く含まれています。
外皮を削ったあとの中身は殆ど糖質です。
玄米や全粒粉は、
精製された白米、小麦粉などに比べ
糖質は少なめですが、大量摂取すれば
もちろん糖尿病のリスクは上がります。
また、既に糖尿病の方であれば
適正な摂取量と栄養のバランスを
厳守する必要があります。