医療機関における糖尿病の食事指導は
一般的にカロリー制限食です。
カロリー制限というのは
標準体重から1日の適正なカロリー数を
割り出し、バランスの取れた食事と量を
考慮していくものです。
糖尿病では、栄養素別にみて
総エネルギー量(カロリー)の内
炭水化物は50~60%、
蛋白質は標準体重1kgあたり1.0~1.2g
脂質は25%以下
とするのが目安になります。
しっか~し、、ここで疑問が
血糖値を上げるのはカロリーではなく
炭水化物(糖質)では
実際に血糖値を左右するのは
糖質です。
糖質を摂らなければ血糖値は上がらず、
糖尿病は改善すると考えます。
しかし、炭水化物は生きていくために
必要な三大栄養素の一つです。
健康のためには炭水化物を全く摂らない
わけにはいきません。
そこで、必要なだけの炭水化物を
摂りつつ血糖値を上げない工夫が
必要になってきます。
例えば、先日書いたGI値の低い
食品などです。
炭水化物 = 糖質 + 食物繊維
です。
主食であるご飯を白米から
食物繊維を多く含む玄米にする
といった工夫が必須なのです。