身長が以前よりも縮み、減少すると
転倒、骨折のリスクが増すことについて
前回書いた通りですが
2014年の厚労省調査班の報告では
平均年齢71歳の女性747人を対象に
調査しました結果、
身長が2cm縮んだ女性は、介護リスク
が2倍になるということでした。
骨粗鬆症が進むと痛みのないまま
いつのまにか骨折を起こし
背中が丸くなります。
体の重心や歩き方は悪くなり、
転びやすくなります。
転んで大腿骨頸部が折れ、
動けない期間が長くなる状況が生じます。
そして、考えることをしなくなり、
認知症のリスクが高まるのです。
さらには認知症になると
転倒リスクが健常者の5倍といわれて
いますので、
背中が丸くなる、身長が低下することを
老化のせいと片づけてしまうのは注意
日頃から、姿勢や体のバランスにも
気をつけ、異常があれば早めの対処を
おすすめします。
骨粗鬆症も認知症も体を動かすことが
予防につながります。
多少負荷をかけても大丈夫な体を
目標にしたいものです。