世界的に見ると
がん患者数も死亡数も増え続けていますが
日本を除く先進国だけをみると
がん死亡数は減少しています。
その理由については昨日書いた通りで
なぜ世界でがん患者、死亡数が
増加しているのかというと
一番大きな理由は
人口の増加にあります。
世界の人口は
1987年には50億人だったのが
2017年は76億人で、毎年約8,300万人が
増えている計算です。
人の数が増えれば、おのずから
がんを患う人も増えるということです。
しかし、人口の増加は日本には
あてはまりません。
ただ視点を変えると日本の場合は
高齢者の人口は急速に増えています。
高齢になるほど、がんを患う人が
増えるのは、まぎれもない事実で
国内の統計データを見ても
がんを患った人の数は
50~54歳に比べ、70~74歳では
3.8倍も多い人数です。
がんは老化現象の一つと言えます。
ですから、長寿国である日本で
がんが増えている最も大きな原因は
「高齢化」にあります。
しかし、疑問も残りますので
それについては、また次回