糖尿病は肥満の人に多い、
というイメージがあるのですが、
糖尿病の症状が進み悪化していくと、
逆に何をしても痩せるという
状態になっていきます。
どんなに食べても
体重が減少していくのです。
通常、食べた物はブドウ糖に分解され、
それがエネルギーとなって体を動かします。
でも糖尿病でインスリンの分泌が少なく、
或いはインスリンの働きが悪くなると、
食事から摂取した糖質(ブドウ糖)を
エネルギーとして利用できなくなります。
エネルギー源となるブドウ糖が利用できなく
となると、今度は体の脂肪や筋肉から
エネルギーを得ようとします。
普段と同じような食事をしても、
体を動かすエネルギー源として、
それまで蓄えられた脂肪や筋肉が
利用されてしまうのですから
体重が減少するのも無理はありません。
糖尿病に限らず、体の変化を知るうえで
体重の管理も大切な要素といえます。
ただ、体重は1日の中で変動しています。
ですので量るタイミングも重要
「朝起きてトイレ後にパジャマ姿で」
「夜お風呂の後に裸で」など
日々同じタイミングで量るのがベスト
時々でも、自分の体重に関心を
持ってみて下さい。