子供の頃、甘い物を食べて虫歯の心配を
していましたが、成人では歯周病に注意
インスリンは、血糖値を下げる
ホルモンです。
このインスリンが足りなくなったり、
働きが弱くなったりして、
血糖値の高い状態が続いてしまいます。
歯周病菌には、血液中に侵入し、
インスリンの分泌を抑制する働きがあり、
糖尿病の悪化を招いてしまいます。
米国国民健康栄養調査(NHANES)では、
歯周病を罹患している集団の
糖尿病有病率は、
罹患していない集団の約2倍高い
ことが示されています。
歯周病になると糖尿病が悪化し易くなる為、
糖尿病の人は、血糖値のコントロールに
加えて、プラークコントロールや歯周病の
適切な治療が必要といえます。
糖尿病により歯周病が促されますが、
歯周病も糖尿病の悪化に影響という訳で
糖尿病と歯周病は相乗効果の関係です。
逆に、
歯周病の治療において糖尿病の改善が
どの程度か注目していきたいところです。