みなさん、こんにちは
いかがお過ごしでしょうか?
前回は
遺伝で乳がんになる確率
ということで
一般的な乳がんになる割合に比べて
家族に乳がんのいる人や
遺伝性乳がん卵巣がん症候群の場合では
どれだけ発症リスクが増すのか
そして、乳がんの他にも
どのようなリスクが出てくるのか
について書いてみました。
遺伝性乳がん卵巣がん症候群は
もちろん遺伝する可能性があるのですが
親から子へ、性別に関係なく50%の確率で
受け継がれます。
また、兄弟姉妹では遺伝情報の50%を共有し
祖父母、叔父、叔母、甥、姪では25%共有する
といわれています。
遺伝性乳がん卵巣がん症候群の診断を
するには、採血をした血液から
BRCA1、BRCA2という遺伝子について
調べます。
以前、ハリウッド女優が自身の母、祖母を
乳がんで亡くしていることから
遺伝子検査を受けた結果、
遺伝性乳がん卵巣がん症候群であることが
判明し、乳房と卵巣の予防的手術を行った
のは有名な話です。
遺伝子検査をすることで、通常の検診よりも
詳しく検査をするるなど効果的な対策が
可能となるのですが、
ただ、この遺伝子検査の費用は
保険診療は認められていませんので
全額自己負担になっています。
一般的には20万円以上するということです。
それでも検査には限界があり、100%では
ないという理解も必要なのです。
そんなわけで
母方、父方どちらかの家系、或いは自身を
含めた家族の中で該当する方がいますか?
・40歳未満で乳がんを発症した
・年齢を問わず卵巣がんを発症した
・男性で乳がんを発症した
・2人以上乳がんや卵巣がんになっている
・トリプルネガティブ乳がんといわれた
・家族が原発乳がんを2個以上発症した
・家族にBRCAの遺伝子変異が確認された
上記の質問に一つでも該当すれば、
遺伝性乳がん卵巣がん症候群である可能性は
高くなると考えられます。
一般的には遺伝カウンセリングなどで、
遺伝性がんのリスク評価を行い
そのうえで遺伝性がんの詳しい説明や
遺伝子検査のメリットやデメリット、
今後の選択肢など相談できます。
相談できる病院はこちらで調べられます。
参考にしてみて下さい。
では今日も1日、体に感謝を!