仕事など、思い通りに事が進まないと
気持ちも沈みがちになりませんか![]()
糖尿病患者になると、
うつ病を併発しやすいと言われています。
国立精神・神経医療研究センターが
糖尿病とうつ病の併発について
調べた研究によると、
糖尿病患者における
うつ病を併発している人は11.4%、
うつ病併発の疑いのある人は31.0%
であると報告されています。
厚生労働省によると、
これまでにうつ病を経験したことのある人は
日本人全体の3~7%ですので、
糖尿病ではうつ病を併発しやすい
ことが分かります。![]()
では糖尿病だと、どうして
うつ病になりやすいのでしょうか![]()
まず、突然糖尿病と診断されたとき、![]()
患者さん本人や家族の心理的混乱は大きく、
認めたくない思いや今後の不安などから、
鬱が引き起こされることがあります。![]()
そして、
糖尿病はとても『要求』の多い病気です。
「・・してはいけない」「・・しなさい」![]()
という要求ばかりです。
しかもその殆どがストレスになるものばかり
ですから、いい加減になることもあります。
或いは一生懸命に努力しても![]()
血糖コントロールが上手くいかなかったり
合併症を併発してしまった場合には、
治療が強化されたりもします。![]()
このことで、先の見えない不安からうつ病を
誘発してしまうこともあるといいます。![]()
「全然良くならない」「一生続くのか」
「合併症が進んできた」「治療費が高い」
など、病気になることで生じる不安や
ストレスは鬱病を引き起こしてしまう
リスクがあるのです。
また、
糖尿病になると倦怠感や疲労感が抜けず、
ときに体に不調を感じてしまうことも
あります。![]()
これらの症状は体だけでなく精神的にも
疲れを感じさせてしまい、
気分が落ち込んだり、ちょっとしたこと
にも傷ついたりします。![]()
こうした精神的な負担が長期化すると
鬱病を発症してしまうリスクを高める
と考えられます。
「糖尿病 と うつ病」
どちらがきっかけになったかは関係なく、
両方の治療を受けることで
血糖コントロールがよくなる。
ことが明らかになっています。![]()

